火消し壺のススメ~炭の処理方法~
- 2020.04.06
- 焚火
こんにちは、まめ蔵です。
みなさん、BBQ後の炭の後始末はどうしていますか??
今回は炭の後始末についてお話ししたいと思います。
炭は自然に帰るから・・・は大間違い!!
炭は自然に帰るからと捨てて帰ってしまう人がいますが、それは大きな間違いです!!
炭はほぼ炭素の集まりで、炭素は元素のひとつです。
元素はそれ以上分解することができない物質なのです。
したがって何億年先も化石となり残ることでしょう。
そればかりか、ちゃんと消火したつもりでも消火しきれず、森林火災を引き起こしたり、後から来た人が踏んで大やけどしたり大変危険です。
最近でも、砂浜で遊んでいた小学2年生が、浜辺に埋められたBBQ用の炭を踏んでしまい、両足に大やけどをするという痛ましい事故が起きました。
炭は、簡単に消えません。
このようなことが絶対起きないように正しい処理方法で片づけましょう。
キャンプ場の灰捨て場に捨てる
多くのキャンプ場には灰捨て場が設置されています。
灰捨て場に捨てる場合はキャンプ場の指示に従って捨てましょう。
また、灰捨て場に捨てる場合であっても必ず消火して捨てるようにしましょう。
炭の消火方法
よく目にするのが熾きた炭に水をドバっとかける方法ですが、水蒸気と共に大量の灰が舞い上がり、やけどの危険があるとともに、周りにとても迷惑をかけてしまいます。それどころか、水を掛けた程度だと消えたように見えていても内部でくすぶっていて、時間が経ったとき再び燃え上がる可能性もあります。
消火作業を楽にするポイントとして、終わりが近づいてきたら、やたらと炭を投入せず、炭の量を少しずつ絞っていくことが重要です。
炭は消したつもりでもなかなか消えません。また、消し方によっては大変危険なので、安全な消火方法をお伝えします。
安全な場所に放置し、完全に燃えきらせる
時間のある場合はコンロの上でそのまま燃えきらせてしまう方法です。
炭が1か所にまとまっている場合は炭同士を少し離しておくと消火時間が短縮できます。
周りに燃え移らないように注意したり、子どもが触ったりしないよう目を離さないようにしましょう。
バケツに水を張り、炭を一つずつ入れる
最も早く確実な消火方法です。
金属製のバケツに水をたっぷり張り、炭を一つずつ入れていきます。
一気に大量の炭を入れるのは危険なので、一つずつ入れていってください。
火消し壺に入れる
我が家ではこの方法で炭を片付けています。
燃えるためには空気が必要なので空気を遮断して消火する方法です。
火消し壺を使う理由は、放置して消火するよりも早く消火でき、持ち帰るのも楽で、炭を再利用できるのです。
炭の再利用はエコなだけではなく、一度使った消炭は、着火性も良く、次回のBBQに大活躍することでしょう。
しかし、この方法もすぐに消えるわけではなく、1~2時間時間がかかります。
また、材質にもよりますが炭を入れた火消し壺は消火されるまでかなり高温になります。
地面に置いたままにすると地面を焦がしてしまいますのでコンロの上などにおいて消火しましょう。
また、燃えるものを周りに置いたり、子どもが誤って触らないように注意しましょう。
まとめ
以上、「火消し壺のススメ~炭の処理方法~」でした。いかがでしたでしょうか。
楽しいBBQ。どんなに盛り上がっても炭の危険性を常に頭に入れて、最後の最後までいい思い出を作ってください!
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